【C&A】ASKA『Too Many People』♪
2/22発売されたASKAさんのNEWアルバム、
『Too Many Pepole』
ほんと、この数年色々な事がありました。
それが、このアルバムの中に凝縮されている感じがします。
本来は、12曲となるところでしたが、レコーディング中に作曲された、
『FUKUOKA』が、このアルバムをエンドレスで、流せられるキーだなと感じます。
自分としてはこのアルバムは、時系列的に楽曲を並べた感じがしています。
Amazonのレビューも書きましたが、さすがに全て書ききれないので、
相当長くなると思いますし、あくまで自分の主観ですので、
「そんなの意図してないじゃないか!?」と思われたら、申し訳ありませんです。
さて、
『SCRAMBLE』から5年ぶりの、オリジナル・アルバムです。
初めてのASKAさんが立ち上げたレーベルで発売で、インディーズです。
歌詞カードでは、以前のような、散文詩が4作出されています。
楽曲を聴きながら、ゆっくり読んで行けば、すっと入ってくる感じがしますね♪
では、一曲ずつ自分のレビューを書いて行きたいと思います。
まずは、
1曲目に、『FUKUOKA』が、故郷の事を歌っています♪
発売前に、YouTubeでの公開されて、凄い優しい楽曲だなぁと思いました。
コンプライアンスの問題で、自分のスタジオでもレコーディングが出来ず、
地元・福岡で行った事への感謝や、両親への慈愛に満ちています。
澤近さんのピアノと古川さんのガットギターだけの楽曲ですが、
シンプルな構成で、ここまでのものが出来るのかと驚かされます!!
優しい歌い方が活きていて、アルバムの導入として素晴らしいです。
2曲目は、『Be free』です。
前回逮捕時の、ファンクラブが終了間近だった時に、
デモCDとして配られたので前もって聴いていましたが、
何故、「誰かにそんな風に 言ってもらいたい~♪」なのだろうと思っていました。
ASKAさんは、どちらかと言うと「言ってあげたい」のスタンスだと思いますから。
著書の中で、ネットでの盗聴盗撮を知ってから、この事だったんだなと。
ホント、相当なサイバー攻撃を受けていたようですしね。
歌詞変更部分の「僕は唇噛みしめたまま~♪」とかもそうだし、
「周りに尋ねても笑って~♪」や「僕の春はどこかに 訪れるのだろうか♪」と、
ホントに、ASKAさんの孤独感や苦悩が伺えます。
バンドアンサンブルもデモCDの時より、厚みがまして凄いものになってます。
間奏部分の「Be free haha~」って所は、敢えて、あの様に歌う事によって、
サイバー攻撃している側の、嘲笑を表現したのかな?と思っています。
3曲目は、『リハーサル』です。
重厚な低音での導入部分と「やりたい事をやる やりたいように」と言う、
ASKAさんの地声での台詞が、まず聴こえてきます。
『Be Free』の流れでの、心の葛藤を表してるのかな?と思います。
最後のサビでの歌詞が、この時のASKAさんの決意の現れが出ていますね。
「ほとばしる魂を信じてみる 幸せだけを育ててみる~♪」
4曲目は、『東京』です。
セルフカバーアルバムの『12』バージョンの『LOVE SONG』の様な、
軽快なイントロが特徴的で、前曲の重苦しさを昇華する役割が感じられます。
この楽曲がなければ、『FUKUOKA』は生まれなかったのではないかと思います。
地元より長い時間を過ごしている、東京からの繋がりで生まれる、
人の繋がり、音楽の繋がりを表していると思います。
5曲目は、『X1』(クロス・ワンと呼びます)です。
『FUKUOKA』に続いて、YouTubeで公開されました。
バツイチの人に向けての楽曲なんです。表向きはね。
ただ、自分としては、このアルバムはASKAさん自分自身を表していると思うので、
片割れとなった、「Chage兄に向けての事じゃないかな?」と深読みしてしまいます。
「バツイチ向けかぁ」何か微妙な楽曲だなと思ってましたが、
そう思ったら、この楽曲の存在意味があるなと思ってしまってね。
6曲目は、『それでいいんだ今は』です。
『X1』は自分の深読みでは、Chage兄に向けてとしたら、
この楽曲は、ASKAさん自身の事じゃないかな?と思います。
この2曲は、そう言う意味では、セットになってるんじゃないかと思います。
苦悩も辛さも受け入れて、「さぁて、ここから行こうか!」って感じですかね?
「行けば未来があって 行けば苦しみがあって~♪」とか、
「耐えることで過ぎるなら それでいいんだ今は~♪」とかは、
自分に向けての忍耐力を表しているのかな?と思います。
7曲目は、『Too Many People』です。
1回目の事件を受けての、自身へのマスコミの報道や周りからの声を
少し、台詞的に歌う感じで、ASKAさん風のラップ調で韻を踏んでの感じですね。
似た感じのラップ調での楽曲として、『僕はMusic』がありますが、
アレとは似ても似つかない、ダークさですね・・・。
自分の気持ちに反して、世間に伝わってしまう事への憤りを凄く表していますね。
あまり、こう言うのはASKAさんとしては伝えたくないでしょうが、
今回は伝えざるを得なかったのかと。
8曲目は、『と、いう話さ』です。
これも、ダークな感じがしますね。
右から左からのノイズが、色んな報道や人の声を表していると思います。
これまでの、騒動の総括みたいな感じかな?と思います。
最後のカチッと言う音で、「もうそれは終わりにしてくれませんか?」
と言う気もします。ホント、要らない尾ひれが付き過ぎましたもんね。
今回の歌詞カードでは、やっぱりそのページの見開きごとに、その時の表情があって、
そう言う所を、ブログの中でも言われていましたが、成る程なと思います。
てか、ブログで歌詞カードの白いページに糸みたいな線(参照→☆)
あれって、いったい、何なんでしょうね?
9曲目は、『元気か自分』
この楽曲が自分は、アルバムの中で一番好きですね♪
「色々あったけど、これからも音楽を作って行くさ!!どうだい自分?」みたいなね♪
イントロからの恵美さんの軽快なベース音が、ホント心地よいです♪
やっぱりね、音楽って幸せや楽しさを、自分にもオーディエンスにも伝える。
それが、ミュージシャンなんだよなぁって感じがします。
最後のね、歌詞カードには書かれていないですが、
「負けるな生きよう 頑張れ生きよう~♪」
この部分がねぇ、ASKAさんの気持ちを凄く表しているような気がしてて、
自分にも共感が凄い出来て、やっぱり、色々ある人生だけど生きなきゃね♪
10曲目は、『通り雨』です。
ほぼ打ち込みですね。マッキーさんのガットギターが特徴的ですが、
ラブソング的なんだけど、どちらかと言うとそんな感じではなくて、
ASKAさん自身のLOVEについての、解釈かなぁ?と思います。
このアルバムでは、他が濃いから、自分の中では存在感が少し薄めかもしれません。
11曲目は、『信じることが楽さ』です。
これは、多分ファンに向けてもそうだし、
ASKAさん自身に向けてもの双方の楽曲ではないかな?と思います。
「忘れてしまった 遠い約束事を 誰に謝れば 僕はいいのか~♪」
この辺りは、ファンに向けてるかな?って感じがするんですが、
「昨日が行きて また今日が来るのさ 何をなくした~♪」
「水たまりを避けながら 行くことが苦手で~♪」とかは、
ASKAさん自身ですよね?って感じがしました。
でも、「どんなに離れても 僕は帰って来る その繰り返し~♪」
この言葉がやっぱりね、良いですよねぇ♪
「待たせたねぇ~♪」って言う言葉が、またいつか聞ける日が来ますよね♪
12曲目は、『未来の勲章』です。
チャゲアスを彷彿とする、ハモリがあってかなり好きな楽曲です♪
このページの2つの楽曲としては、これからのASKAさんの、
ミュージシャンとしての気持ちの表明って感じがします。
POP調なこの楽曲が、動だとしたら、『しゃぼん』は、静の部分でね。
この楽曲の明るさに埋もれがちですが、
「叫びのような声が 五線紙を走って~♪
手を合わせる祈る歌う運ばれる 運命を浴びる~♪」
この辺りが、今回では、やっぱり痛手があったけど、
「哀しみを食べる ことなどできないさ」とあるように、
暗く沈むのではなく、それを越えて、自分の楽曲を守って行くって感じがします。
ラストの
13曲目は、『しゃぼん』です。
このタイトルは、少し軽いなって感じがしましたが、
『月が近づけば少しはましだろう』に通ずる、深い荘厳なバラードです。
今後の自分自身の、不安や孤独を凄い表していると思います。
ホントこのシャウトは凄いです!!圧倒されてしまいました。
「いま幸せですか 苦しいですか~♪何度も自分に問いかけてみる 投げる~♪
この寂しさは どこから来るんだろう それでも それでも ああそれでも~♪」
この楽曲が表すように、やっぱり、まだまだLIVEとかは早いんだろうなと、
でも、ここを超えて行かない事には、何も始まらないんだって感じです。
リピート再生すると、『しゃぼん』に圧倒された後に、
『FUKUOKA』の優しさが暖かいですね♪
ブログでも、
「1曲1曲が、円の隙間を埋めるようにして、全体でひとつの円を作る。」
(参照→☆)
それをホントに体現されているなぁと感じました。
ディスクイメージも様々な色で、円を描いていますしね♪
このブログにもありましたが、更に円を作る為に新曲を作って行くみたいです♪
それをホントに楽しみにしながら、待っていたいです♪
色々あったけど、やっぱり、自分はASKAさんの歌声が好きなんだなぁと
心の指定席にそっと座って、凄く居心地が良いですよね♪
発売されて、一週間ちょい経ちますが、相変わらず聴いてます♪
先程の、ブログからでもありますが、
「心の底から「このアルバムはみなさんと一緒になって作ったのだ」と感じています」
と、書かれているように、
ブログを読んで応援してくれているファンと、
今まで、ASKAさんを支えてくれている、ミュージシャン達と一緒ですね。
アルバムのクレジットを見ると、打ち込みだと思われる楽曲が5曲ほどありますが、
福岡まで、ASKAさんの自費で呼ばないといけず、
ミュージシャンの開いている隙間を、縫ってのレコーディングだったみたいです。
コンプライアンスの問題で、クレジットに載せられなかった、
「お友達に決まってるじゃないか」さんや「ASKAの音楽を愛する仲間」さんw
前者が学ちんで、後者がモジモジ君かな?と自分は思ってます。
参加ミュージシャンの中でも、久し振りの恵美さんのベースは良かったなぁ♪
「これが現在のASKAです」と、世間に出した名刺みたいな感じですよね?
さぁ、これからどう歩きましょうか♪
評判は上々ですよぉ♪
長くなりましてスイマセン。
また、楽曲を説明するために、そこまで文章が上手くないので、
途中から作詞を勝手に使ってしまいました。
この事について、不快に感じられましたら
ここでお詫びしたいと思います。